フィリピンのイスラエル医療チーム活躍中 2013.11.18

フィリピンに派遣された医療チームは、ボゴ市の現地病院の近くに野営病院を設営。今日で2日か目だが、両日とも300人以上の患者が来て、計710人が治療を受けた。中には生死をさまよう負傷者の手術も行っている。

新しく生まれた新生児はすでに12人。17日には1時間の間に3人が生まれたという。一人目の赤ちゃんは「イスラエル」と名付けられた。

<フィリピンのクリスチャン災害後最初の礼拝>

17日は、災害後9日目、最初の礼拝日となった。フィリピンは、国民の80%がカトリック。教会が避難所になっているところもあるが、この日曜には教会での礼拝に、何千人もの人々がおしよせたとBBCは報告している。

タクロバンでは、死者は3600人以上。50万人が家を失った。そのタクロバンの教会でも500人が半壊状態の教会に集まった。

礼拝に来た人々は、「こんなことになったけど、それでも私たちは神を信じる。」「主は、私たちが生きのびて、再び立ち上がることができるよう、信仰を強くしてくださった。」と証している。

しかし、現地からの報告はあまりにも厳しい。自らもひどいけがをして、家族全員の遺体とともに6日間埋まっていた14才くらいの少女が助け出されていた。少女は、けがで髪をそられた状態、涙でぬれたままの頬で放心状態だった。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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