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新型コロナのワクチンがようやく出始めた。まず、アメリカのファイザーと、ドイツのビオンテックの共同開発によるワクチン。続いて、アメリカのモデルナのワクチンが市場に出始めている。そのいずれもにユダヤ人が関わっていることがわかった。
ファイザーとモデルナに関係するユダヤ人たち
1)ファイザーのCEOはホロコーストサバイバーの息子/ アルバート・ボーラ氏(53)/span>
最初に世に出たワクチンは、アメリカのファイザー社のワクチン。世界に先がげてまずはイギリスが、12月2日にこれを承認。3日に80万回分が到着したことを受けて、8日、90歳の女性から接種が開始された。
続いて12月12日、イギリスに次いで、アメリカが、ファイザーのワクチンを承認し、すでに医療従事者、高齢者などハイリスク者から接種が始まっている。イスラエルでは10日、ファイザーのワクチン第一便が届き、来週から接種が予定されている。
このファイザーのCEOは、アメリカのユダヤ人、アルバート・ボーラ氏(53)。ボーラ氏の両親は、ギリシャのテサロニキにナチスが侵攻し、なんとか生き延びたホロコーストサバイバーであった。当時、ギリシャに5万人いたユダヤ人で生き延びたのは数千にだけであった。
ボーラ氏は、16日、ワシントンDCのイスラエル大使館での、ハヌカ式典に出席。7本目のろうそくに点火した。ロン・デーマー駐米イスラエル大使は、「75年前、ナチスは、何百万もの人々を殺そうとした。今は、その一人が世界を救おうとしている。」と述べた。
Happy 7th night of #Hanukkah!
Thanks to @Pfizer & CEO Dr. @AlbertBourla, the end of the #COVID19 pandemic is in sight as#vaccines roll out globally.We owe Dr. Bourla & Pfizer a debt of gratitude, and are honored to have him light tonight's candles. pic.twitter.com/Ncb0HO61wA
— Embassy of Israel to the USA | #IsraelUSA75 (@IsraelinUSA) December 16, 2020
ただし、ボーラ氏自身は、ファイザーのCEOながら、まだワクチンの接種を受けていない。世界が騒いだが、「私は健康な53歳だ。」として、その順番が来たら接種すると言っている。
なお、ファイザーの科学者の主任マイケル・ドルステイン博士もスウェーデン出身のユダヤ人とのこと。
2)モデルナの主任研究員はイスラエル人のタル・ザック博士(54)
モデルナの主任ワクチン研究員、タル・ザック博士は、イスラエルのベングリオン大学出身。ザック博士は、コロナ・ワクチンのスピーディな開発に貢献していた。モデルナのワクチンは、ファイザーのものと違って、マイナス70度という保存環境を必要としないため、注目されている。
モデルナのワクチンについては、17日、アメリカのFDA(米食品医薬品局)が緊急使用で許可するよう国に勧告した。近く認められる見通しとなっている。
実際のウイルスを使わない新時代のワクチン:mRNA療法とは
2社ともに、mRNAを応用したワクチンで、従来のワクチンとは大きく異なっている。これまでのワクチンは、弱毒化したウイルスそのものを体内に注入し、それに対する抗体を、発症なしに体に作らせて、防御を図るというものであった。
今回、使われ始めたmRNAワクチンは、新型コロナウイルスの棘だけを体内で人工的に生産し、それを防御する抗体を作らせる。これにより、本物の新型コロナウイルスが体内に侵入してきた際には、そのトゲに反応する抗体が出てきて、ウイルスそのものの細胞への侵入を防ぐというシステムのワクチンである。成功率は、ファイザーが、90%以上、モデルナは、94.5%と非常に高い。
このように、体内で、人工的に、コロナウイルスのトゲを作りだすためには、遺伝子DNA(設計図)が必要になる。mRNAはそのDNA(設計図)を細胞に伝えて、トゲを作り出すというメッセンジャーであることがわかっている。mRNAの前についているmは、メッセンジャーのmである。
この方法は、ウイルスそのものを使わないので、危険性は低いとされる。また開発についても、人間が操作できる点が多いので製造時間も、安全性の確認にもそれほど時間がかからない。遺伝子治療の一環とも考えられる。いわば新時代のワクチンなのである。
このmRNAは、DNAから人間の体を作るたんぱく質を作るときの翻訳機能を果たすものみられ、医療への応用だけでなく、人類の起源そのものの解明につながるとして、注目されてきたものであった。(聖書的には?だが・・)
そういうわけで、mRNAは、これまでからも研究は積まれいたのだが、大きな疫病の危機が、先進国で発生してこなかったので、研究が進んでいなかっただけであった。新型コロナが、この研究を一気に進ませたといえる。これもコロナが持ち込んだ新時代幕開けの一つであろう。
しかし、なにせこれまでになかった治療法なので、どんな危険性が待ち受けているかはまだ不透明である。やはり普通の人が接種するには、勇気や、人類への貢献といった動機もある程度は必要になってくる。
こうした道なき道と行くのは、ユダヤ人の得意分野だが、このワクチン治療、やはり、背後に、ユダヤ人やイスラエルが関与しているようである。
*ハヌカの奇跡?
ファイザーのワクチン接種開始時期は、奇しくもハヌカと重なったが、一部のワクチンのバイアルが、予定は5人分であったのに、実際には7人分入っているものがあったと報じられた。
ニューヨークタイムスが報じたところによると、看護師がワクチンのバイアルから注射器に吸い上げたところ、7人分までワクチンが出てきたとのこと。時期的にも神殿のメノラー(ろうそく)の油が、1日分であったのに8日間燃え続けたという伝説と対比して伝えられたという。