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ヒズボラの攻撃でイスラエル市民1人死亡
ガザで進展がある一方で、北部国境では、ヒズボラのミサイルの数がガザのものを上回るようになっている。日曜のレバノンからの対戦車砲の攻撃で重傷となっていた電気関係の工事をしていた民間人13人が負傷していた。
その中で重傷になっていたシャローム・アブディさん(56)が、昨日死亡した。このほかイスラエル兵2人も重傷である。イスラエルはレバノンのヒズボラ関係地点へ反撃した。
続いて昨日月曜にもレバノンからは、18発の迫撃砲が、イスラエルに向けて発射された。イスラエルはレバノン南部の軍用拠点を爆撃した。
ヒズボラは、イスラエルとの本格的な戦闘は望んでいないとみられているが、ガザとの協力も見せておきたいところにあるとみられている。なお、北部では、アメリカがシリアのイラン革命軍関連への攻撃をおこなっており、そこ知れない懸念が広がっている。
西岸地区でもエスカレートしているが、報じられていないだけである。今日も、西岸地区北部のツルカレム周辺での衝突で、パレスチナ人5人(21〜29歳)が死亡した。
石のひとりごと
毎日毎日、死亡という文字を書いている。戦争などだれも望んでないのに、愚かでしかないのに、止められない。
人質に妻と子供全部を取られている人や、10代後半の息子娘を人質にとられている父親・・今まで育て上げてきた息子や娘を最前線に出している親たち。
一方で、家を追われ、水も食べ物も行き先もないままに何キロも歩かなければならないガザの家族たち。ハマスとて、まだ若いのに、愚かにも人を殺して自分も死んでいく。だれにもなにもよいことなどない。サタンに振り回されている。
かつてホスピスで働いていた時、一晩で、4人が逝ってしまった夜があった。ホスピスなので、いつかは逝かれることは、わかってはいたが、次から次へと続くと、なにやらバスが来て、皆を連れて行ってしまうような気がして、「もう連れていかないで!」という思いで、恐ろしさすら感じたことを思い出す。
毎日平穏に生きていることが、普通ではない、あたりまえではない、ということを、改めてではあるが、これまで以上に実感させられている。主がこの愚かな私たち人間をあわれんでくださり、もう人々を、特にまだ救われていない人々を連れていかないでと祈る思いである。