イスラエル軍は、南レバノンで、ヒズボラのインフラを捜索・破壊する作戦を継続している。その中で、トンネルの中にいたヒズボラのエリート、ラドワン部隊の戦闘員3人を逮捕した。
その後、ガザのハマスと同様、情報を聞き出す尋問の様子の一部が公表された。ただ報じられた人物が、上記3人のうちの1人かどうかはわからない。他にも逮捕している可能性もあるとのこと。またこの尋問がいつ行われたかも明らかでない。
この人物は、逮捕される数日前に、空爆があり、戦闘員4人いたところ、3人が逃げ出し、部隊は崩壊。村も空っぽになり、自分だけが残っていたと言っている。
なぜその地域にいたのか、戦闘の目的は何だったのかと聞かれると、戦闘になれば戦って、ガリラヤまで前進することだったと答えた。イスラエルに侵攻する目標があったことを認めた。この証言は、イスラエルが、南レバノンで発見している武器や、地下トンネルの存在を裏付けるものである。
興味深いことに、ラドワン部隊は、金で雇われた者たちであり、イデオロギーで動いているのではないとのこと。また、ナスララ党首が暗殺されると、イスラエルへの恐れが広がり、地域からいっせいにみなどこかへ逃げていってしまったとも語っている。