レバノンで、ポケベルが爆発した日、シンベト(防衛諜報機関)は、クレイモア型対人地雷を発見したと発表した。これはカメラつきで、対象となる人物が近づいた瞬間に爆発させる地雷で、ヒズボラはレバノンにいながら、起爆させることが可能なものだったという。
ヒズボラは、ここ数日の間に、イスラエルの元防衛官僚(名前は非公表)を暗殺しようとしていたとみられている。
この地雷式の爆弾は、昨年3月に、メギド交差点で発生した爆発(男性1人重傷)の際にも使われていた。9月には、負傷者が出ないという失敗に終わったテルアビブのハヤルコン公園でのテロ事件でも使われたものだった。この時もヒズボラが、イスラエル政府に元高官を狙ったとみられていた。
ただこの2件は、10月7日以前のものである。ヒズボラは、ハマスを支援するためにイスラエルを攻撃していると言っているが、それ以前からもすでに十分イスラエルへの攻撃を行っていたということを忘れてはならない。