目次
ヒズボラのナスララ党首テレビ演説:大きい打撃認める
ヒスボラのナスララ党首のテレビ演説は、イスラエルが、レバノン南部のミサイル発射地への攻撃をしている最中に公開された。
ナスララ党首は、通信機器を通した攻撃について、被害を認め、世界でも前例がないとして、敵は道徳を超えたことをしたと述べた。
しかし、数千台の機器が爆発したにも関わらず、死者は限られていたとして、ほぼ阻止したとの見方も語った。被害は大きいが、またすぐに回復するとも言っていた。
また、この攻撃が一線を超えたものであり、宣戦布告にも値する可能性があるとして、イスラエルへの攻撃を継続すると述べた。
また、イスラエル軍が南レバノンに攻め入ってくることについては、逆にチャンスになると見ているとも述べ、国境に緩衝地帯を作るというイスラエルの目標を嘲笑した。
ネタニヤフ首相のこころみは全て失敗すると述べた。ガザでの戦闘が続く限り、ヒズボラも攻撃をやめないと述べた。
勇ましいことを言っているが、その声はどちらかといえば、穏やかな感じが意外だった。
実際のところ、今のヒズボラには、イスラエルとの全面戦争に突入する武力には不足していると思われる。しかし、イランの支援ですぐにも回復するだろう。
まだ大規模な戦争になる可能性は十分にあると言われている。
レバノン市民はどう見ているのか:他の電子機器にも疑いの恐怖
今回、レバノン全土で爆発した通信機器は、ナスララ党首自身が、数ヶ月前に、スマホをやめてそれらにするよう、指示したものであった。それが爆発したのである。
これらの通信機器がなぜどのように、ヒズボラの中に入ることができたのか。その経路や方法が、捜査、推測されている。
ある記事によると、台湾の会社が支部に作る許可を出して歌機器に、少量の爆弾と爆発を誘発する仕組みを後からを組み入れたのではなく、製造そのものからイスラエルの会社になっていたという。考えてみれば5000台もの、完成製品に後付け作業するのは不可能である。
となると、将来、イスラエルは、ヒズボラが将来、通信機器を変更する可能性を、はるか前から予測し、会社を操作し、製造ラインまで作っていたということである。
この作戦のために、イスラエルは15年前から取り組んでいたという情報もある。おそるべし、イスラエルのサバイバルの根性である。
www.ynetnews.com/article/byb00whcp0
今回、ポケベルとトランシーバーが、全くの突然に爆発したことを受けて、市民たちは、電子機器全般に恐怖の目を向けており、それぞれがサプライチェーンの確認をしているという。
レバノン市民としては、イスラエルの動きをを察知できず、爆弾ポケベルを自ら招いた、ヒズボラのナスララ党首への信頼が落ちている可能性はないだとろうか・・とは石のひとりごと。