パレスチナ自治政府へワクチン5000回分を提供で合意 2020.2.1

イスラエルが世界最速でワクチン接種をする中、パレスチナ人(西岸地区270万人、ガザ地区170万人(PCBS))には、まだワクチンが届いていない。ロシア製や中国製のワクチンが届く約束は取れているようだが、まだ届いていないのである。*東エルサレム住民は届いている

世界からは、イスラエルに非難が出始めている。イスラエルは今、国境を超えてパレスチナ人が入国してくることを停止しているので、それとあわせての判断かもしれないが、国会は、今日月曜に5000回分をパレスチナ自治政府に届けることで合意した。

まず医療従事者に接種される予定。。今後は、感染状況や、海外からのパレスチナ自治政府へのワクチン搬入の状況を見ながら、イスラエルからのワクチンの供給を続けるかどうかの判断するもよう。

video.i24news.tv/details/_6227928591001

しかし、パレスチナ人との対立は深刻で、31日、エルサレム近郊グッシュ・エチオンで兵士をナイフで兵士に迫ったため、兵士はこれを射殺した。

www.jpost.com/breaking-news/initial-reports-of-terrorist-attack-near-gush-etzion-657283

いかに仲が悪くても、疫病では協力しなければならないということである。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。