パレスチナ自治政府アッバス議長は、1ヶ月前に、自らの主張をもって辞任したファイヤド首相に代わり、ラミ・ハムダラ氏(55)を新首相に任命した。ハムダラ氏は、西岸地区ナブルスの大学に所属する学者である。
ハムダラ氏は、PLOのメンバーだが、ファタハではない。前首相のファイヤド氏のようにアッバス議長や他のファタハメンバーとの間にライバル意識がない。また、特にカリスマ性もないことから、アッバス議長には従順・忠実であると期待されている。
学者の立場でイスラエル人とも、多数のコンタクトがある。汚職の経歴もないため、アメリカはじめ、支援国の受け入れも良い。(ハアレツ紙評)