パレスチナ囚人200人（120人終身刑）釈放：16人はガザへ帰還 2025.1.26

4人の女性兵士が解放された後、イスラエルは、約束通り、パレスチナ囚人200人を釈放した。200人のうち、120人は、殺人テロなどの罪で、終身刑である。

このうち、70人は特に凶悪であるため、エジプトへ釈放され、その後は第三国に追放となる。この70人は、西岸地区や東エルサレムに戻ることは許されていない。

70人の中には、第二インティファーダ時代の2002年に逮捕された、エルサレムのハマス指導者であり、終身刑35回を言い渡されているワエル・カセムが含まれている。

カセムの配下で、イスラエル人11人が死亡したエルサレムのカフェでの自爆テロ、15人が死亡した、リションレチオンのテロ、9人が死亡したヘブライ大学でのテロが行われていた。

同じく2002年に、イスラエル人20人を殺害、150人が負傷したテロに関与した、イスラム聖戦の上級指揮官タベット・マルダウィ。テルアビブのアレンビー通りで6人を殺害したアシュラフ・ズグヘア、2003年に、エルサレムのバス爆破で23人を殺害したハマスのナシム・ザアタリも釈放される。

この他の116人（終身刑50人含む）は前回と同様、西岸地区のラマラへ釈放され、西岸地区各地と東エルサレムの自宅に戻ることが許されている。また16人はガザのカン・ユニスに戻ったとのこと。こちらも釈放された囚人たちを、興奮して出迎えている。

詳細は不明だが、Times of Israelによると、2人はガザに戻ることを拒否した。最終的に1人はガザに向かうバスに乗ったが、1人は次回以降になるとのこと。

釈放されたパレスチナ人たちは、囚人服のままで、アルジャジーラのインタビューでは、イスラエルの囚人の扱いがどれほどひどかったかと語っている。