西岸地区からイスラエル国内に働きにくるパレスチナ人専用のバスが4日から運行をはじめた。運行はエイヤル検問所からイスラエル国内を往復するバスラインである。
これまでは、乗り合いタクシーを利用したり、検問所からユダヤ人の入植地まで歩いてイスラエルのバスで出勤していたのだが、治安の問題や、バスが混み合うことなどを考えて、検問所を拠点にしたパレスチナ人専用のバスラインを発足させたもの。
人種差別との批判を受ける一方で、運賃を節約できると喜ぶパレスチナ人もいる。しかし、大勢のパレスチナ人利用者の割に本数が少ないこと、またこのバスラインができたために、これまでのように、イスラエルのバスを利用できなくなるなど様々な不便が生じて、ほとんどのパレスチナ人は怒りを表している。
*今回のニュースを通じて、大勢のパレスチナ人(一家をささえる男性たち)がテルアビブ周辺で働いていること、彼らが毎日早朝3時から4時のバスで出勤していることがわかった。