今月17日、イスラエルの刑務所にいるパレスチナ人の囚人ら1200人近くが、マルワン・バルグーティの指導で、ハンストに入ったとお伝えしたが、これまでにすでに数人が病院に搬送された他、186人が脱落している。
Yネットによると、ハンスト開始から24時間ですでに100人が脱落。4日後の21日にあらたに86人が脱落したもよう。4日後に脱落した86人のうち、84人はハマス所属の囚人たちだった。
きちんとした人数は把握できていないようだが、今もなおハンストを続けているのは1000人あまりとみられる。
背後の政治的な目的は別として、ハンストの表向きの要求は、
①房に公衆電話をつけること、
②家族の面会を月2回に戻す事*
③面会時間を45分から90分にすること。テロ等逮捕歴など前科のある家族が面会に来る事を制限しないこと
④3ヶ月に一回は、家族で写真をとることを許可してほしい
*赤十字が西岸地区やガザ地区からイスラエルへの家族の送迎を担当していたが、9ヶ月前に赤十字がこれを月一回にしたことが原因。イスラエルが制限したわけではない。
ネタニヤフ首相は、「イスラエルの刑務所は、国際法による基準を満たしているので、交渉の余地はない。」として、引き続き、ハンスト囚人との交渉はしない方針である。
www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4952505,00.html
www.timesofisrael.com/number-of-palestinian-prisoners-quitting-hunger-strike-rises-to-186/