(Photo: The International Criminal Court)
ICC(国際刑事裁判所)は、昨年、ネタニヤフ首相と前ガラント参謀総長に、ガザでの戦争犯罪を指揮したとして逮捕状を発行している。
ICCに加盟する国は、ネタニヤフ首相が領内に来たら、基本的には逮捕する義務があるとされる。
しかし、この逮捕状については、問題が多い。イスラエルは、先にハマスの非人道的な侵攻と残虐行為に対して、反撃しているという点に加え、イスラエルは、ガザの市民たちを意図的に絶滅させる(ジェノサイド)を行っているわけではない。
このため、ポーランドは、ICCの加盟国ではあるが、今月に予定されている、アウシュビッツで行われる式典に、ネタニヤフ首相が来ても逮捕しないと発表している。
また、これに先立ち、4月2日(水)、ネタニヤフ首相が、ハンガリーのオルバン首相と首脳会談のため、ハンガリーを訪問。3日早朝、ブダペストに到着。敬意をもってハンガリーの外務省に迎えられた。
まもなく、オルバン首相による歓迎式典が行われる予定である。
オルバン首相は、この件については、ICCの決定には従わないことを表明しており、ハンガリーはICCから離脱するとみられている。
また、ハンガリーはEU加盟国だが、オルバン首相は、トランプ大統領よりの姿勢をみせており、イスラエルのガザでの武力行使も支持すると表明している。
両首脳は、ガザの避難民の移住についても話し合うと見られている。