目次
カイロでイスラエルと仲介国交渉中:ハマスもカイロ入り
イスラエル代表とアメリカ、エジプト、カタール代表が、停戦と人質交換について、ドーハに続いて、先週末からカイロで話し合いが行われている。25日に正式な交渉が行われるみこみとなっている。
こうした中、今朝、ハマスの代表がカイロに到着した。今回、ハマス代表としてカイロ入りするのは、ハリル・アル・ハイヤ・ガザ地区副代表である。
ハイヤは、先日暗殺されたイシュマエル・ハニエの指導の元、これまで行われていたドーハでの交渉で、ハマスの代表を務めていた人物。
www.ynetnews.com/article/s1cvdbpia
しかし、ハマスは、カイロには来ても、イスラエルやアメリカ代表との交渉の場に出席するのではなく、エジプトと停戦・人質交換について話し合うとしている。
www.jpost.com/breaking-news/article-816105
なお、イスラエルが提示する条件はエジプトから聞くということだが、ハマスは、イスラエルの完全撤退以外には認めないと予想されており、進展は希望薄と言われている。
中東危機懸念か・米軍トップのブラウン参謀総長が中東を電撃訪問へ
交渉と並行して、ガザでは、人質6人が遺体で発見された他、ほぼ全域で、イスラエル軍のハマス殲滅に向けた激しい攻撃が拡大している。ハマス戦闘員が多数死亡する一方、イスラエル軍兵士も連日戦死している。
北部ではヒズボラとの戦闘は激化しており、フーシ派によるタンカーへの攻撃も続いている。イランがやはり動くとの気配も払拭できず、危機感は続いている。
こうした中、アメリカ軍のブラウン参謀総長(制服組のトップ)が、25日、中東を予告なしに電撃訪問することがわかった。
ブラウン長官は、ヨルダン、エジプト、イスラエルを訪問するとみられている。大規模な中東での戦争を阻止したい考えである。
なお、アメリカは、7月に空母ルーズベルトを中東入りさせていたが、23日、2隻目の空母リンカーンが中東入りしたところである。