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ハマスの伝説的指導者モハンマド・デイフの死亡確認
7月13日、ガザのカンユニスで、モハンマド・デイフ(59)が、カンユニス旅団司令官ラファ・サラめといるところで空爆された際、サラメの死亡は確認されたが、デイフの死は不明のままであった。
8月1日、イスラエル軍は、デイフが死亡したことを確認したと発表した。その根拠は、デイフが、サラメとともにビルに入ったことを確認した諜報機関の情報が正確であったと考えられること。
また、爆破を担当した2つの飛行機は半日上空を見張っていおり、指し示された建物を確実に爆破されていることなどが挙げられている。
以下の映像を見れば、これで生き残っているとは考えにくいと言える。
ハマスにとって、伝説的な指導者モハンマド・デイフの死亡は大きな打撃になると考えられている。
激戦続くガザ:イスラエル軍もガザ市民も地獄状態
1) ガザ地区:人質とIDF兵士の遺体5人発見
ガザでの激しい戦闘は今も続いている。7月24日、イスラエル軍とシンベト(諜報機関)は、ガザ市民が多く避難している、ガザ南部の人道地域の地下トンネルから、イスラエル人の人質5人の遺体を発見した。
遺体となって発見されたのは、ラヴィード・カッツさん(51)、オレン・ゴールディンさん(33)、マヤ・ゴレンさん(56)、キリ・ブロドスキ軍曹(19)、トメル・ヤアコブ・アヒマス軍曹(20)
5人が発見されたトンネルは、カンユニスで、地下20メートル、200メートルの長さがあったという。
工兵隊がかなり時間をかけてそこまで掘り進んだとのこと。これにより、現在もハマスにとらわれている人質は111人。このうち39人はイスラエル軍がすでに死亡していると確認している。
2) IDF兵士戦死も続く
ガザ南部のカンユニスやラファでは、特に激しい戦闘が続いている。
7月26日には、ラファでの戦闘で、イスラエル兵のモティ・レイブ予備役大尉(37)が死亡。
レイブ大尉は、従軍年齢をすぎているが、エンジニアでもあり、志願して従軍していた兵士だった。
続く28日には、同じラファでイスラエル兵のヨナタン・アーロン・グリーンブラット軍曹(21)が死亡した。
ハンユニスでは、さらにハマスが潜んでいるとして、27日、避難民たちに移動するよう警告がだされている。
28日、激しい戦闘の中、IDF司令官と兵士が重傷を負った。これとは別に、イスラエル兵が休息していた部屋で、発電機から毒性の物質が出てらしく、イスラエル兵1人が死亡。2人が重症となっている。
死亡した兵士は、ノアム・ドエク軍曹(19)ガザ地上戦が始まってからのイスラエル軍、警察官の死者は331人。
一方、イスラエル軍の激しい攻撃で、これまでに死亡したハマス戦闘員は、1万5000人とみられている。
ハマス戦力の70%は打倒したが、30%はまだ残っており、元イスラエル軍国家治安顧問のヤアコブ・アミドロール氏は、まだまだ先は長いと言っている。
アミドロール氏は、ハニエが死亡したのではあるが、ハマスもヒズボラも、イデオロギーであり、すぐに代わりが立てられて、回復すると語っている。
3) ガザでポリオウイルス拡散か:ハマスのロケット弾でガザ市民2人死亡
これで苦しんでいるのは、ガザの市民である。26日、ハマスが発射したロケット弾が、不発で、カンユニスのUNRWAの学校に着弾。ガザ市民2人が死亡した。
ガザの気温は日本と同じ34-35度。海が近いので湿度もかなりあるだろう。
様々な伝染病に加え、ガザでは、今ポリオウイルスが発生しており、イスラエルにも流れてくる可能性があるとの警告が出ている。
イスラエルは兵士たちに、ポリオワクチンの接種を進めているとの情報もある。
www.timesofisrael.com/disease-expert-warns-polio-outbreak-in-gaza-could-spread-to-israel/
石のひとりごと
ガザを思うと、心身霊ともに疲れる。まさに地獄状態である。中にいる人質、イスラエル兵、パレスチナ人たちの思いは計り知れないものがある。
デイフが取り去られた今、早くシンワルを表に出してくださるように。
主がこのガザに顔を向けてくださり、イエスの血の権威によって、ハマスを支配する悪いものから解放してくださるように。イスラエルにとって、パレスチナ市民にとって最善の終わりを、与えてくださるように。