ハマスは、昨日のヤッフォでアメリカ人旅行者が殺害されたテロを含む昨日の3件のテロ事件について、歓迎すると発表している。
ハマスは8日、警察官を刺そうとして殺害された50才の女性テロリスとがハマスの犯行であることを認めたが、その際、「”殉教者”の血は、インティファーダをエスカレートさせるだろう。」と言っていた。イスラム聖戦などもこれに賛同しているという。
www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/209150#.Vt_WG6UWnA8
ハマスの煽動はいつものことだが、今回は被害者がアメリカ人であったにもかかわらず、堂々と犯行を認め、公式に賞賛している。ガザ地区で、地下トンネル事故が相次ぎ、イスラエルへの憎しみと復讐心を煮えたぎらせているのか、対決姿勢を明確にしているようである。
ハマスのみならず、いつものことながら、パレスチナ系のニュースの伝え方も、イスラエルとは逆さまになり、イスラエルへの憎悪を呼び起こす形になっている。
パレスチナ・メディアのマアン・ニュースは、今朝のニュースについて、「パレスチナ人2人射殺・1人負傷」と伝えた。
昨日の3件のテロについては、「パレスチナ人3人射殺・旅行者1人殺害、12人負傷させた後」という見出しになっていた。
www.maannews.com/Content.aspx?id=770613
このような動きに乗せられて、パレスチナの若者が犯行に及び、死んで行くのもむなしいことである。昨日も今日も、皮肉にも、犠牲になったのはイスラエルのユダヤ人ではなかった。いずれにしても、こうした事件が発生すると同様の事件が続く可能性がある。とりなしを!
*昨日犠牲となったアメリカ人旅行者について
犠牲者のアメリカ人は、テイラー・フォースさん(29)は、元アメリカ軍ベテラン兵士で、現在は、バンダービルド大学大学院で経営学を先攻。イスラエルには、同じ大学院の学生たちと、スタートアップの起業についての研修に来ていた学生だった。