北部でも地上軍が国境を超えて、ヒズボラとの戦闘を開始したことから、ガザでの戦闘が見えにくくなったかもしれない。
確かにハマスは、かなりの打撃を受け、今では、ゲリラ戦しかできなくなっていると言われている。しかし、それでもまだ10月7日、テルアビブへロケット弾を発射した。死んだ可能性も囁かれるシンワルの動きも発表されたりしている。
このように、ガザ内部でも終わりの見えない戦闘が続いている。イスラエル軍は、各地で地下トンネルやロケット弾発射地など、ハマスのインフラの破壊、ハマス戦闘員との戦闘もまだ続けいる。
イスラエル軍は、6日(日)、ガザ北部ジャバリヤ難民キャンプを包囲し、空爆も伴って、ハマスのインフラを破壊する激しい攻撃を行った。ジャバリヤへの攻撃はこれで4回目だという。
この地域では、民間人を避難させてから、ハマスとの激戦となり、やがてイスラエル軍が制覇したと発表するのだが、その後、イスラエル軍が撤退すると、住民たちが瓦礫の中へ戻ってきて、その後ハマスも戻ってきてしまうのである。
するとまたイスラエル軍が入って、これを破壊しなければならなくなる。その4回目ということである。NYTは、ガザの戦いに終わりが見えず、消耗戦になりつつあると書いていた。
ジャバリヤかどうかは不明だが、8日、ガザ北部の戦闘で、ノアム・イスラエル・アブドゥ軍曹(20)が死亡したと発表された。もう一人の兵士も重傷を負ったとのこと。