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ハマスがイスラエルへロケット弾10発:1発がアシュケロン市街地に着弾
4月6日(日)午後9時、ガザ中央、デイル・アル・バラ(まだイスラエル軍が入っていない地域)からアシュケロン、アシュドド方面に向かって、ロケット弾10発を発射された。この直後、ハマスが犯行声明を出した。
Footage posted to social media shows the moment of the rocket impact in Ashkelon this evening.
Hamas launched 10 rockets in the attack, according to the IDF, the largest barrage from Gaza in many months.
According to medics, one person was lightly wounded. pic.twitter.com/DDZOjkfJ1y
— Emanuel (Mannie) Fabian (@manniefabian) April 6, 2025
迎撃できたのは5発だけだったため、少なくとも1発がアシュケロン市内の高層アパート近くに着弾。複数の車両が破損し、シェルターに逃げる際に2人が負傷。
数人が急性不安発作で病院に搬送された。最終的に、30代男性が軽傷と報じられている。
צה"ל: זוהו כ-10 שיגורים במטח לאשדוד, אשקלון ויישובים בשפלה, חמאס קיבל את האחריות לירי@ItayBlumental pic.twitter.com/3ilnxpUqAX
— כאן חדשות (@kann_news) April 6, 2025
これを受けて、イスラエル軍は、ロケット発射地をドローンで攻撃した。カッツ国防相は、ハマスは重い打賞を払うだろうと表明。ネタニヤフ首相は、ちょうどアメリカへ移動中だったが、電話で、カッツ国防相に、ハマスに対する戦闘を拡大するよう指示した。
最近のガザ情勢:3月18日以降ガザで1000人以上死亡
イスラエルは、ハマスが第二段階への交渉に応じないことを受け、3月1日から、人道支援物資の搬入を停止し、3月18日からは、ガザ各地での大規模な空爆と陸軍が攻撃を再開。同時進行で、水面下での交渉も行っている。
ガザ保健省(ハマス)によると、戦闘再開になってからガザでの死者は、1000人以上になっている。
ガザからロケット攻撃があった4月6日(日)は、この1日だけで32人が死亡。このうち、ハンユニスでは、避難民の居住地が攻撃を受け、男性5人、女性5人、子供5人が死亡したとのこと。
ガザ北部でもジャバリア難民キャンプで4人が死亡などと、ガザ避難民が死亡したという報告が出ている。
イスラエル軍は、攻撃の前に、ガザ避難民に避難するよう指示しているが、国連人道支援事務所によると、ガザ地区の60%のエリアが、立ち入り禁止になっているとのこと。200万近いガザ市民が、ガザの40%のエリアで、テント生活になっているということである。
石のひとりごと
ロケット弾が、高層アパートに着弾しなかったことは奇跡だった。もし当たっていたら、大変な被害が出ていただろう。
一方、ガザ保健省の報告によると1000人も死んでいるという。この中の多くは戦闘員だと思われるが、避難民の中に、犠牲者が出ていないとも言い切れない。これからイスラエルは、もっと激しい攻撃に出るので、犠牲者はさらに出る。憎しみは積み上がる一方である。
国対国の関係は、話し合いで解決しないと、武力では解決はできないことはわかっているのだが、ハマスは基本的にテロ組織、言い換えれば犯罪組織である。話し合いに応じるような相手ではない。というか、話し合いをするべき相手ではない。
ただ人質を取られているので、交渉をしなければならないだけなのである。最終的には、イスラエルは、ハマスを壊滅させ、自らこの地を見張るシステムにするしかない。それを望んでいるわけでは、まったくないのだが。
こうした中で、パレスチナ人たちは、「ハマス出ていけ」「平和がほしい」と叫んでいた。イスラエル人も同じである。背後にいる悪いサタンの影響を取り除いてくださるよう、平和の主がこの地に到来してくださるように、とりなしていこう。