テヘランのゲストハウスでピンポイントに殺されたイシュマエル・ハニエ。爆弾が2か月前から部屋に仕組まれて、モサドが完璧に監視する中で、今回の暗殺が実施されたと伝えられていた。
国家に大きな恥をもたらしたことから、イラン当局はすでに数十人を逮捕して、尋問と捜査を行っている。
www.nytimes.com/2024/08/03/world/middleeast/iran-security-response-hamas-assassination.html
そうした中、だれが、そのように爆弾物をこの部屋に持ち込んだのかについて、イラン当局者が、イギリスのメディア、テレグラフに語ったとされ
る情報によると、モサドが、イランの革命防衛隊(IRGC)の工作員2人を雇って、3つの部屋に爆発物を設置した。
そのイラン当局者によると、防犯カメラに、2人が、わずか数分で、設置していく様子が写っていたという。また爆発した以外の2つの爆発物が2つの部屋でみつかっている。
なお、当初、ハニエの暗殺は、5月に行われた、前ライシ大統領の葬儀にハニエがテヘランを訪問した際に実施する予定だった。
しかし、来客が多すぎて、失敗するとともに犠牲者も多くなる可能性が高かったため延期となり、今回のペゼシュキアン大統領就任式での決行になったという。
テレグラフ紙によると、このIRGC工作員2人は、現在、イラン国外に出ているとのこと。
IRGCは、その工作員2人が暗殺に関わっていたことは否定していないようで、テレグラフ紙に、この2人がモサドに雇われたかどうかはわからないと言っているとのこと。
www.jpost.com/breaking-news/article-813080
<石のひとりごと>
イランに関しては、時々穴が見えるような気がする。IRGCの工作員がモサドに雇われてハニエ暗殺を実施する!?何がなんやらわからない感じである。
しかし、これが中東である。どこでだれが、どんな動きをしても驚くことはないという、日本ではおよそ理解しがたいことが常識である。中東とは別の地域に住む我々が、自分の範疇で理解して、イスラエルだけを非難するということが、大きな的外れである可能性も考えておくべきである。