ハデラ4か所でイスラエルのアラブ人がナイフによる襲撃:1人死亡5人負傷 2024.10.10

The scene of a stabbing incident in Hadera, October 9, 2024. (Magen David Adom)

9日、ハデラ中心部では、4か所でナイフによる襲撃事件が発生。6人が刺されて負傷した。このうち3人は重傷で、1人は中等度と報告されていた。

その後、重傷だったラファエル・モルデカイ・フィショフさん(35)が死亡した。ラファエルさんは、イシバ(ユダヤ教神学校)に所属する正統派で、6人の子供の父親だという。

犯人は、4か所を移動しながら犯行を繰り返していた。住民たちが、犯人を包囲する様子も伝えられている。

その後、警察が来て、犯人の足を撃った。現場では血まみれのナイフと斧が見つかっている。犯人はその後死亡したとの情報もある。

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犯人は、ハデラに近い、アラブ人の町ウム・アル・ファハムの住民のアフマド・ジャバリン(36)で、イスラエル国籍のアラブ人で、犯罪歴もある人物。ハマスやヒズボラなどがからむテロではないとされている。

www.timesofisrael.com/6-injured-2-critically-in-terrorist-stabbing-spree-in-hadera/

イスラエルでは、南北での戦闘が続く中、国内でのテロが、これで3件目になる。先週、テルアビブのヤッフォで銃撃テロがあり、7人が死亡。今週日曜6日には、ベエルシェバでのテロで女性警備員が死亡した。

イスラエルでは、ハマスの指導者シンワルが、自爆テロを奨励したこともあり、テロへの懸念が高まっている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。