ネタニヤフ首相(75)は、先週、前立腺肥大(良性)が原因の尿路感染症を発症していた。かなりの痛みであったと思われる。このため、本日12月29日(日)、エルサレムのハダッサ・ヘブライ大学病院で、前立腺切除術を受ける。手術時間は約1時間半。回復に数日かかるとみられる。
ネタニヤフ首相は昨年、一過性心ブロックを発症し、心臓ペースメーカーを埋め込んだ。さらに、今年3月には、腸ヘルニアで手術を受け、数時間、公務を離れたことがあった。この間、レビン法相が首相代理を務めた。
それにしても、今現在のネタニヤフ首相のストレスははんぱない。
ガザでの戦争は終るみこみ立たず、15ヶ月ぶりにロケット弾が発射され、エルサレムでサイレンが鳴った。ハマスとの人質交渉も頓挫状態にある。
人質家族からは不満が噴出し、28日(土)には、テルアビブだけでなく、全国で、人質交渉を進めるよう求める大規模なデモが行われた。
さらに、ヒズボラとも停戦が危ういとの声もある。イエメンからもまだミサイルが連日発射されており、こちらも、エルサレムでもサイレンが鳴った。
こうした中で、ネタニヤフ首相は、毎週、数回、汚職問題で、裁判所での証言に立たされているのである。本日は、午前中、閣議に出席し、午後は前立腺手術を受けるため、証言が一部延期になるとのこと。
日本人ならとうにうつになっていそうだが、ネタニヤフ首相は、負けていない。神が使命の終わりを告げるまでは、けっして放り出すことはないだろう。
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