
11月10日、シリアのアル・シャラア大統領が、ホワイトハウスでトランプ大統領を訪問した際、アブラハム合意にはまだ参加する時ではないと表明していた。
その時に訴えたことの一つが、前アサド政権追放のゴタゴタの中で、ゴラン高原のシリア側などに、進出して居座っているイスラエル軍が撤退することだった。(紫部分)
この後の11月19日(水)、ネタニヤフ首相が、サル外相、カッツ国防相、ザミールIDF参謀総長、シンベトのジニ長官を伴って、ゴラン高原に駐屯するイスラエル軍を訪問。
「シリアとの緩衝地帯にイスラエル軍が、駐留することは、両国の衝突を防止するために不可欠だ」と述べ、駐留部隊を賞賛するクリップを発表した。
イスラエルがここから撤退することはないという、クリアなメッセージとシリアとアメリカにも見せつけた形となった。
