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イスラエルのクリスマス:ヘルツォグ大統領がキリスト関係者を訪問
2025年クリスマス。イスラエルでもアラブ・クリスチャンが在住するガリラヤ地方では、賑やかな祝祭が行われた。
ヘルツォグ大統領は、クリスマスの前に、クリスチャンコミュニティを訪問。クリスマスの挨拶を表明した。
Wishing all our Christian sisters and brothers in Israel, the Middle East, and around the world a Merry Christmas and a Happy New Year from Jerusalem!
Ahead of the Christmas holiday, we visited our neighbors, the Franciscan Sisters, at the St. Antonio Convent in Jerusalem. We… pic.twitter.com/UNuSNdNNum
— יצחק הרצוג Isaac Herzog (@Isaac_Herzog) December 24, 2025
ネタニヤフ首相がメリー・クリスマスの挨拶
ネタニヤフ首相は、12月24日(水)、イスラエルから世界のクリスチャンたちに向けて、クリスマスと新年の挨拶を表明した。
ネタニヤフ首相は、イスラエルは、中東で唯一、クリスチャン社会が生き延びている国だと強調。イスラエルでは、キリスト教を信仰する権利と自由が完全に認められていると語り、巡礼者にも心から感謝していると述べた。
その象徴として、エルサレム市は、今年も、毎年恒例のクリスマスツリー配布を実施したと語った。
イスラム中心の中東では、キリスト教徒が迫害されるのが普通である。特に西岸地区のベツレヘムでは、イスラエルが支配していたころは住民の80%がキリスト教徒だったが、パレスチナ自治政府に支配になってから20%にまで減少したとのこと。
ネタニヤフ首相は、イスラエルが、多様性に寛容な民主主義国であることを強調するとともに、イスラエルは常にクリスチャンと共に立つということを知ってほしいと締めくくった。
*イスラエル国内のキリスト教徒の現状(イスラエル政府からメディアに提示されたデータより)
クリスチャン人口:18万4200人(総人口の1.9%)*2024年0.7%から増加)
クリスチャンの78.7%はアラブ人(イスラエル在住アラブ系市民の6.8%)
クリスチャンの68.3%は、イスラエル北部在住で、42%はテルアビブ、14.7%はハイファ在住
イスラエル国内で最もクリスチャン人口が多い都市:①ナザレ(1万8900人)、②ハイファ(1万8800人)、③エルサレム(1万3400人)
教育:①高校まで卒業するアラブ・クリスチャン52.6%(クリスチャンでないアラブ人30.3%)②2024/2025
大学まで進んだアラブ・クリスチャン6700人(全学生の2.2%)このうち61.1%は女子
