
ニューヨーク市マンハッタンでは、先月、代表的なシナゴーグであるパーク・イースト・シナゴーグで、イスラエルへの移住促進イベントが行われた際、その周囲で、シオニズムに反対する群衆によるデモが行われた。
憎しみを込め、「イスラエル軍に死を!」と言った暴言まで出ていた。これによりニューヨーク在住のユダヤ人を恐怖に陥れたのであった。
12月4日(木)、その同じシナゴーグ前に、今度は親イスラエル、親ユダヤ人のデモが行われ、1102人以上が参加した。デモ隊は、「ユダヤ人、シオニストは、誇りあるニューヨーカーだ。」「パーク・イースト・シナゴーグを誇りに思う」などと叫んだ。
参加者の一人、アリソンさんは、祖父母がホロコーストサバイバーだったという。参加した理由として、「黙っていれば何が起こるのかを知っているから」と語っている。
ホロコーストの時代、社会全体が、反ユダヤに傾き、ユダヤ人への暴力が正義扱いされた。その結果600万人ものユダヤ人たちが殺されたのであった。
ニューヨーク市では、次期市長にイスラム教徒のゾーラン・マムダニ氏が決まっている。
先月、このシナゴーグで行われた大規模なデモについて、デモ自体は、非難したが、中で行われていたネフェシュ・ベネフェシュのよるユダヤ人の移住促進イベントについては、国際法違反はするべきではないとのコメントを出していた。
国際法違反とは、国際的にまだイスラエルの領土と認められていない地域(西岸地区)への移住には反対を表明した形である。
しかし、ネフェシュ・ベネフェシュは、西岸地区への移住は促進していない。ユダヤ人の間では、マムダニ次期市長が、反ユダヤ的であると警戒を強めている。
なお、今回のデモは警察に保護され、最後に、シナゴーグの子供たちが、「ハティクバ」を歌って解散になったとのこと。
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石のひとりごと
アメリカには、イスラエルに激しい憎しみを持つ人々がいるが、その逆もいる。どちらに立つのか、それぞれの決断である。それは神の前の決断なのである。
