ヨーロッパへ流入する中東の難民の問題がだんだんアグリーになり始めている。ドイツのケルンでは、大晦に520件以上もの性犯罪が発生。
この他の12州でも同様の被害が報告されている。この後ドイツの警察は、難民キャンプから150人を逮捕した。当初、犯人はアラビア語をしゃべっていたとも言われていたが、逮捕されたのは、シリアなど中東関係ではなくアフリカ難民だったという。
問題は、難民発生当初、ヨーロッパが、ほとんどチェックもしないまま、どんどん難民を受け入れたことである。難民はシリアなど中東だけでなくアフリカからも流れ込んでいるのである。(中東でもアフリカでもほとんどはイスラム教徒)
ドイツ政府は、2015年末までにのべ難民110万人を登録したが、そのうち60万人の足取りを見失っていることを認めた。ドイツ国内にいるのか外へ出たのかもわからなくなっているということである。
ドイツでは、難民受け入れに反対するデモなどが発生している。なお、同様の難民による性犯罪被害はスェーデンやパリでも発生しており、EU全体で難民対策が急がれている。こうした状況では、反ユダヤ主義に拍車がかかるのは避けられないことである。
www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/206869#.VqQpeKUWnA-
なお、難民の流入は収まる気配はない。1月22日、またギリシャ沖、エーゲ海で難民満載のボートが転覆し、少なくとも43人が溺死した。その多くは子供たちだったという。
www.bbc.com/news/world-europe-35383371
しかし、この難民問題に終止符をうつには、やはりシリア問題、ISISの問題を解決しなければならないとの認識が高まっている。ドイツはトルコに協力し、ISIS空爆を強化する方針を表明している。
ISISは、ロシアの本格的介入もあり、シリア、イラクでは領地を縮小傾向にはあるが、着々と「国」造りを行っており、支持者は世界各地に広がる一方となっている。ISISは、単なるテロ組織ではなく、世界中にひろがる危険なイデオロギー(霊的ともいえる)であり、武力だけでは解決できない問題なのである。
●INSS(イスラエル国家治安研究所)による詳しい資料:http://www.inss.org.il/uploadImages/systemFiles/IslamicStateENG5.pdf
●モスル(イラク)のISISの現金配布所が空爆され、札束がまいあがる映像
www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/206632#.VqQtFqUWnA-