トランプ大統領が爆弾発言:ヨルダンとエジプトがガザ避難民を引き受けたらいい 2025.1.26

U.S. President Trump talks to reporters on Air Force 1 (Photo: Reuters)

トランプ大統領は、カナダは、アメリカの一部になるべきと言ったり、WHO含む国際社会への支援を一時的にすべて停止(食糧支援とイスラエルへの支援は別)するなど、国際社会に混乱を巻き起こしている。

そのトランプ大統領が、ガザ地区についても、爆弾を落とした。

in Rafah, Gaza Strip, January 24, 2025. (AP Photo/Jehad Alshrafi)

1月25日(土)、トランプ大統領は、アメリカ国内訪問中のエアフォース1の中で、記者団に対し、壮絶なガザ地区の破壊した光景から、ガザは今本当にむちゃくちゃだとして、ガザの避難民(150-200万人)は、エジプトとヨルダンが引き受けてくれたらと思うと語った。

ヨルダンのアブダラ国王とはすでに電話で話した他、エジプトのシシ大統領とも話す予定だと語っている。

かなり突飛な案であり、実現するとは思いにくいが、イスラエルの右派で、宗教シオニスト政党のスモトリッチ経済相は、「素晴らしい案だ」と賛同を表明した。その後、極右のベングビル氏も「いますぐに移住開始を」とさ賛同を表明している。

イスラエルのメディアは、それぞれがこれをトップで報じていた。

www.timesofisrael.com/trump-urges-jordan-egypt-to-take-in-palestinians-refugees-to-help-clean-out-gaza/

www.jpost.com/breaking-news/article-839236

www.ynetnews.com/article/h1ajxsmdjx#autoplay

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。