テルアビブ周辺のホロン3カ所でナイフ殺傷テロ:イスラエル人2人死亡2人負傷 2024.8.4

First responders at the scene of a suspected terror stabbing in the central city of Holon, August 4, 2024. (United Hatzalah)

4日日曜朝、テルアビブに近い町ホロンで、パレスチナ人によるナイフ殺傷テロが発生し、イスラエル人2人が死亡、2人が負傷した。

西岸地区在住のアマル・オデ容疑者(34)は、公園の入り口で、イスラエル人女性(66)を刺殺。男性(68)も重傷を負った。

続いてそこから500メートルほどのガソリンスタンドに隣接するバス停で、男性(70代)に重傷を負わせた。男性は後に病院で死亡。

さらにアマルはそこから進んで別のバス停で、男性(26)に重傷を負わせた。ここで警察がアマルを撃ち、病院に搬送されたが、そこで死亡が確認された。アマルは違法にイスラエル領内に入国していたが、テロの前科はなかったとのこと。警察は他に共犯者がいないか、ホロン中を捜索しているとのこと。

10月7日以来、イスラエル国内で発生した、パレスチナ人によるテロで死亡したイスラエル人は、24人となった。

非常に異常なことだが、こうしたテロ事件は、イスラエルでは、珍しいことではない。ホロン住民もすでに日常に戻っていることは想像に難くない。

www.timesofisrael.com/one-dead-3-hurt-in-terror-stabbing-spree-in-holon-palestinian-attacker-shot-by-police/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。