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テヘランでの大規模ハニエ葬儀:ハメネイ師が祈り
8月1日、イランは、カタールで行われるハニエの葬儀に先立ち、報復を訴える目的で、テヘラン大学でハニエのための大葬儀を行った。
葬儀では、群衆がパレスチナの旗を掲げて、ハニエとそのボディガードの棺桶を担いで行進。イスラム最高指導者ハメネイ師と、新しく就任したマスード・ペデキュディアン大統領、革命防衛隊のサラミ将軍が参列し、祈りは、最高指導者であるハメネイ師が捧げた。
ハメネイ師は、「イラン・イスラム共和国の領土で殉教したハニエに血に復習することは、我々の義務だ」と述べた。かつて、ハマスの背後にはイランがいると言われているだけであったが、今は、その関係が明白に宣言された形である。
葬儀の中で、ハマス幹部のハリル・アル・ハイヤが、ハニエのスローガン、「イスラエルを認めない」は不滅だと述べ、イスラエルをパレスチナの地から根こぎにすると叫んだ。
群衆は、イスラエルの旗を燃やし、「イスラエルに死を!アメリカに死を!」と叫んだ。
イスラエルのハッカーがテヘランのWi-Fiを混乱
この葬儀があった夕刻、テヘランでは、イスラエルのハッカーグループ、WeRedEvilsが、「数分後にイランのインターネットを攻撃する」と警告。実際に、インターネットが一時停止したとの投稿があった。
WeRedEvilsは、10月7日以降、出てきた非公式のイスラエル人によるハッキンググループである。これまでにもイランの石油インフラをハッキングしたり、原子炉関係にも障害を起こしてきたとみられている。
フーシ派の攻撃があった際は、イエメンでのネットを混乱させたともみられている。
www.jpost.com/breaking-news/article-813000
石のひとりごと
ハッカーという行為を認めるわけではないが、イランにイスラエルをあなどるなというメッセージの一つの手段になったのではないだろうか。
イスラエルという国は、失敗して崩れる国ではなく、失敗がスタートラインになる。人々の人生の中でもみられるパターンである。
ハマスの侵入を許したという失敗については、イスラエル軍関係者や、諜報機関関係者からも、率直に認めて謝罪するという記事が時々みられている。
悔い改めて新しく歩み出す。その中で主が働いてくださればと思う。