イランの首都、テヘランでは、2月10日(月)、1979年のイラン革命から46年目を記念するイベントが行われた。数万人が参加し、「アメリカに死を」「イスラエルに死を」と叫んだ。
アメリカの旗とイスラエルの旗を燃やしたり、「我々はイスラエルを消し去る」とのロゴや、ネタニヤフ首相を侮辱するイラストもあった。
1979年のイラン革命では、それまで、アメリカの支援を受けていたパーレビ国王が追放され、ホメイニ師の元で、シーア派イスラムの政権が立ち上がった。その後、テヘランにあったアメリカ大使館が、444日も占拠されるという時件も発生し、そこから今の政権にまで至っている。
イランは今、核兵器に限りなく近づいていると懸念されている。このため、イスラエルと、アメリカが、近々、イランの核兵器関連施設への攻撃を実施するのではないかと見られている。
しかし、トランプ大統領はまず、イランの最大限の制裁を発動。イラン攻撃は否定し、イランとの交渉を模索していると語った。しかし、イランは、アメリカとの交渉は頭から拒否している。
テヘランで、「アメリカに死を」「イスラエルに死を」と叫ぶ様子は、イスラエルとも強い同盟関係をアピールしているトランプ大統領に対し、大きな挑戦である。
これはまた、ユダヤ教とキリスト教という聖書の神にまっこうから挑戦している様相にもみえる。