シリア政府軍が主要都市を奪回 2013.6.5

シリア北部のホムスから首都ダマスカスの間にあって、レバノンとの国境の要所にケサールがある。この町は反政府勢力がほぼ制圧していたが、今日、政府軍が奪回したと大きく報じられた。この勝利の背後にはヒズボラの介入が大きい。

これにより、反政府勢力は補給路を断たれ、戦況の流れが変わる可能性もあるという。

<化学兵器はどちらも使っている:国連人権保護団体>

先週、シリア入りした国連の人権保護団体は、約1500人の市民が激しい戦闘区域にとりのこされ、負傷者が多数いるのにに、医薬品も食料もなくなっていると報告した。

子供たちが、拷問を強制的に見せられたり、子供に処刑させたりするなど、子供たちへの想像を超えた虐待も行われているという。

問題の化学兵器については、シリアの土を分析した結果、サリンが検出されたとのこと。しかしもはやどちらが使っているのかは不明。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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