先月ジュネーブでのシリア政府と反政府勢力の直接対談は、結局注目すべき合意には至らなかった。しかし、反政府勢力の拠点で、政府軍に包囲されて18ヶ月になるシリアの第二の都市ホムスへの人道支援においては。一定の合意に至ったようである。
金曜、ホムスから女性と子ども、高齢者が83人救出されて出てきたのに続いて土曜には、食糧と医薬品がホムス内部に届けられた。しかし、9日朝の報道では、ホムスに食糧を届ける車両が砲撃で立ち往生しているもよう。
ホムスにはまだ一般市民が3000人、うち女性と子ども1200人以上。食糧は、わずかなオリーブと草しかないという。
国連から届けられる食糧はすぐそのまま食べられるように個別パックになっている。 BBCでは、救出された人々が国連のパック入りの食糧を急いで食べている様子が報じられていた。
国連は、この数日の間に続けてホムス内部にいる市民を救出する予定である。なお、シリアに関する国際会議は月曜にも再開される予定。