シリアのイラン軍基地をイスラエルが報復攻撃:15人死亡 2020.8.5

日曜夜、ゴラン高原から、イスラエル領内に4人が侵入しようとして、イスラエル軍がこれを阻止したことはお伝えした通り。

この数時間後の月曜早朝5時から9時にかけて、シリア領内だが、イランとイラク国境付近、デイル・エゾールの、イマム・アリにあるイラン軍基地が空爆された。これにより、イラン軍に関係するイラク兵士ら15人が死亡した。

この攻撃について、ネタニヤフ首相は、「侵入者を阻止したが、今、それを派遣した者を倒した。」とイスラエルによるものであることを認め、ヒズボラを含むと名指しをしながら、イスラエルを攻撃するすべての組織に対し、イスラエルはきっちり報復することを改めて警告すると述べた。

www.jpost.com/breaking-news/netanyahu-on-syria-strikes-we-will-protect-ourselves-637436

イスラエルがこれまでに攻撃したシリアのイラン関係拠点は、1000箇所にも及んでいるが、最近の攻撃で、ヒズボラの司令官が死亡したため、今、イスラエルとヒズボラの関係が非常に緊張しているということである。

www.jpost.com/middle-east/were-iranian-positions-near-albukamal-hit-by-more-airstrikes-this-week-637437

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。