ゴラン高原のシリア側での戦闘が激化し、唯一イスラエルとシリアをつなぐ検問所をアルカイダ系反政府勢力アル・ヌスラが占領するに至った。イスラエルは、ゴラン高原の広範囲を、軍管理地域として一般人の立ち入りを禁止し、高い警戒体制をとっている。
この中で、アルヌスラに包囲されていたUNDOFのフィリピン軍兵士40人は、数時間銃撃戦を行った後、夜間になんとか無事脱出した。
しかし、フィジー軍兵士45人は、まだ拘束されたままとなっている。
*平和維持軍とはいえ、UNDOFは監視するだけで、本来軍事活動には従事しないことになっているので、フィジー兵士たちが反撃できなかったのである。
アルヌスラは、フィジー軍兵士の解放は、国際テロ組織のリストから削除することとの引き換えだと要求している。