昨日、ケリー国務長官はイスラエルのチャンネル2のインタビューで、「もしこの和平交渉が挫折したら、イスラエルは国際的に孤立する。またカオス(第三インティファーダ)になる。それをイスラエルは臨んでいないはずだ。」との懸念を語った。
しかし、その言葉を裏付けるように、先週からここ2,3日、西岸地区で、テロ事件が相次いでいる。
8日朝、西岸地区南部入植地グッシュ・エチオンで、ユダヤ人夫妻の車に火焔瓶が投げつけられ、火傷を負うなど負傷した。また、同じく今朝、エルサレム周辺の検問所で、イスラエル兵を刺し殺そうとしたパレスチナ人(23)が、射殺された。
昨日もサマリア地区で、バス停にいたイスラエル人に向かってパレスチナ人が発砲。付近にいたイスラエル兵と銃撃戦となり、犯人を射殺した。
7月に和平交渉が再開されてから、殺害されたイスラエル人は3人、パレスチナ人は10人に上っている。