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ギリシャのシロス島住民がイスラエルクルーズ船の停泊を拒否
7月22日(火)、イスラエルのクルーズ船が、ギリシャのシロス島に、停泊しようとしたところ、港にいた、「パレスチナに自由を!」と叫ぶ、約300人の親パレスチナのデモ隊の激しい反発に遭遇。停泊を阻止された。
この島の人口は1万1000人しかいない中、300人がこのために集まっていたということである。デモ隊は、ガザで人々が苦しんでいるのに、イスラエルからの観光客を受け入れるわけにはいかないと叫んでいた。プラカードには、「ジェノサイドをやめよ」と上がっていた。
Greece says NO to Israelis entering Syros: pic.twitter.com/0cjqDKgLBa
— PalMedia (@PalMediaOrg) July 22, 2025
イスラエルのサル外相が、ギリシャ外務省に介入を求めた。ギリシャとシロス島の警察は、現地に待機していたが、この状態で停泊したら、暴力になる可能性があると警告した。ギリシャでは最近、イスラエル人に対する暴力が増える傾向にあった。
しかしそこはさすがイスラエル人。子供たちは、船内において、大人たちは、デッキに出て、イスラエルの旗を振りながら、「イスラエル!」と叫んだり、ヘブライ語の歌を歌うなどして、対抗していた。
⚡️🇬🇷BREAKING: Pro-Palestine Protest blocks Israeli Cruise Ship in Syros
Hundreds of Israelis aboard a Mano Maritime cruise ship were stranded at the port of Syros, Greece, after pro-Palestinian protesters blocked them from disembarking. The protest was held in response to… pic.twitter.com/x6d2p0Ue5k
— Suppressed News. (@SuppressedNws) July 22, 2025
しかし、午後3時になっても、状況に変化がなかったため、船長は、シロス船上陸を諦めて、キプロス島へと向かった。
ロードス島でイスラエル観光客を暴徒が襲撃
この翌日、23日(水)、ギリシャのロードス島では、夜中3時ごろに、イスラエル人観光客に人気のクラブの外に反イスラエルの集団が終結。2つに分かれて、イスラエル人への呪いのことばを叫び始めた。
中には、家族と共に観光で来ていた10代の少年たち2人がおり、しばらく隠れていて、家族にメールしたりしていた。その後。逃げようとしたが、外でみつかってしまい、30-40人のデモ隊に追いかけられた。
暴徒はバイクで追いかけてきて逃げられなくなった。暴徒はナイフなどを持っていたという。一人の少年が、助けを懇願したところ、その様子の写真をとって、そのまま去っていったという。少年たちはこの時の恐怖を語っている。
ギリシャは、イスラエル人に人気の観光地で、この情勢不安定な中、2024年には、62万1000人が、ギリシャを訪問していた。
www.timesofisrael.com/israeli-teens-say-anti-israel-mob-armed-with-knives-attacked-them-on-rhodes/
石のひとりごと
イスラエル人観光客を知っているギリシャの人たちが、こうしたイスラエル人に対する暴力に出る。この様子は、かつて、ナチスが出てきたころのドイツの様子と似ているかもしれない。
昨日まで、社会生活を共にしてきたのに、一変して、反ユダヤ主義から暴力にまで出る様になったのである。
しかし、イスラエル人はもうそんなことには、落ち込まないようである。その様子になんとも励まされた。
