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全国で「ガラント・ナイト2」デモ
理由はなんであれ、戦争真只中で、防衛相の人事を変えるということは、狂気と言われても仕方がないだろう。
野党代表のラピード氏は、「狂気のさた」と述べ、ネタニヤフ首相は、国よりも自分のポジションを重視していると批判した。
国内では、5日(火)夜、ガラント防衛相解任が発表された直後、「ガラント・ナイト2」と名付けて、各地で大規模なデモが発生した。
昨年3月にネタニヤフ首相が、ガラント防衛相を解任と発表したあと、大規模なデモになり、ネタニヤフ首相は、ガラント防衛相の解任を撤回している。
今回も同じことになるとして、「ガラント・ナイト2」と言っているのである。
ロケット弾の危険性からイスラエル軍は現在、集会は2000人までと制限しているが、それを遥かに超える人数が、テルアビブ、エルサレムに集まった。
ロケット弾が飛来している北部ハイファや、カイザリヤ含め、全国数十カ所で、デモが発生していた。
大学生は、予備役で徴兵され、ガザやレバノンで、多数が戦死していることにも触れ、ネタニヤフ首相を非難する人もいた。
テルアビブでは、警察がデモ隊に先立って、アヤロンハイウェイを封鎖したとのこと。その後、警察とデモ隊がぶつかり、40人以上が逮捕された。
www.jpost.com/israel-news/article-827727
石のひとりごと
激しいデモではあるが、国民の半分は右派よりになっている。昨今、ネタニヤフ首相の支持率も上がっていることもあり、こうした運動が、ネタニヤフ首相のガラント防衛相解任の決断をまたひっくりかえすことはないのではないかと思う。
特に今アメリカでは、トランプ氏が優勢なことも、ネタニヤフ首相を後押しすることになるかもしれない。。とは石のひとりごと。