ドーハで交渉が行われている中、ガザの保健省(ハマス)は、ガザでの死者が40005人と4万人を突破したと発表した。
この数字は戦闘員の死者も含まれている他、数字自体、何を根拠にした数字かも不明なままである。しかし、国際社会では、イスラエルがガザの市民4万人以上を殺害したというイメージになっている。
これに対し、イスラエルは、これまでに死亡した戦闘員が1万7000人との数字を発表した。加えて10月7日に奇襲したハマス1000人をイスラエル領内で殺害したとのこと。
イスラエル軍によると、15日の1日だけでハマス戦闘員数十人を戦闘で殺害したとこと。イスラエル軍は、特に南部でハマス無力化作戦を続けている。
この1週間の間だけで、南部フィラデルフィ回廊の地下トンネル50本以上、ハマス関係施設30カ所を破壊したとのこと。
しかし、これでどとまらないとして、カンユニスの新たな地域にいる人々に、人道支援地帯への移動を促し、ハマスなどテロ組織の駆逐を継続する姿勢をみせている。
ドーハで行われている交渉で、万が一、撤退をすることになることに備え、その前にできるだけ、ハマスの攻撃能力を削いでおこうという勢いのようである。
こうした動きに対し、ハマスは報復として人質を殺害、また負傷させたと発表し、その後、その遺体だとする写真を公開した。
イスラエル軍は、写真の遺体は、昨年11月に行われた特殊作戦ですでに奪回した、オフィル・ツァルファティさん(27)の遺体であると発表した。
なんとも嫌な心理作戦である。
www.timesofisrael.com/idf-says-it-razed-over-50-tunnels-in-gaza-egypt-border-area-in-past-week/