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イスラエルがガザ市への空爆でハマス報道官アブ・オベイダ死亡と発表
中、8月30日(土)、ガザ市北部への空爆を実施した。その翌日の31日(日)、イスラエル軍は、この攻撃で、ハマスの顔とも言われる報道官、アブ・オベイダ(40)が死亡したと発表した。
アブ・オベイダは、2004年(ハマスがガザを制覇する前)から報道官として登場しており、2006年にイスラエル兵ギラッド・シャリート軍曹を拉致したことを発表したことで知られている。
イスラエル軍によると、プロパガンダを担当していた。10月7日の暴行の撮影をし、テロを扇動するビデオをアラブ諸国に配布し、人質家族へ送りつける人質のクリップの制作も行っていた。ハマスにとっては、非常に重要な人物である。
最後の登場は、29日(金)に、イスラエル軍がガザ市への攻撃を進めたら人質を殺すと脅迫した時だった。その翌日にイスラエル軍は、アブ・オベイダを標的にした攻撃をしたということである。
IDFのザミール参謀総長は、イスラエル軍は、すべての点において、ハマスに対する優位性を保っており、ガザの外にいる指導者たちも例外ではないと語った。
www.timesofisrael.com/the-face-of-hamas-israel-confirms-terror-groups-spokesman-abu-obeida-killed/

ちょうど同じ頃、ハマスは、最高指導者だったヤヒヤ・シンワルの兄弟で、ヤヒヤの後を継いだとも言われていたモハンマド・シンワルが、今年、5月13日に、カンユニスでのイスラエル軍の攻撃で死亡していたことを認めるコメントを出した。
二人の重要指導者が死亡したことで、イスラエルとの対立が際立つイメージになっている。
www.jpost.com/israel-news/article-865782
ガザ市市民の避難はまだ1%ほど

(Photo: Eyad BABA / AFP)
このように、イスラエル軍のガザ市攻撃は、少しづつ始まっている様相にある。
しかし、イスラエル軍の南部への非難の呼びかけに応じて、ガザ市から南部へ移動した市民は、1万から1万2000人と、まだ1%ほどにとどまっている。
www.ynetnews.com/article/hk7kkow5ex
こうした中、トランプ大統が、早くガザ市への攻撃を開始して、ハマスを一掃するように圧力をかけているとの情報もあり、ネタニヤフ首相が、昨日、緊急の閣議を行ったと伝えられている。
