ガザ市周辺道路の時限爆弾でイスラエル兵7人負傷:ガザ南部でIDF戦死者900人目

IDF troops operate in the Zeitoun neighborhood of Gaza City, in a handout photo issued on August 15, 2025. (Israel Defense Forces)

イスラエル軍は、ガザ市周辺への攻撃を進めている中、ハマスはまだまだ抵抗を続けている。8月29日(金)、ガザ市南部ゼイトゥーンの道路脇にしかけられた爆弾が、装甲兵員輸送車が通った際に爆発し、イスラエル兵7人が負傷した。

1人は中等度の負傷で、6人は軽傷だった。

この時、アルジャジーラなどが、イスラエル兵が多数死亡し、拉致された兵士もいると謝って報道し、イスラエル軍が訂正を表明するという混乱があった。

しかし、この翌日、ガザ南部カンユニスでは、予備役兵だったアリエル・ルブリナー第一軍曹(34)が死亡した。この戦争が始まってから900人目の戦死者となった。

調べによるとルブリナー軍曹は、友軍による銃撃に当たって死亡していたことがわかった。

遺族は、スペインからの移住者であった妻のバーバラさんと、生後9ヶ月の息子リオールさんである。

ルブリナー軍曹の兵役は、この翌日31日に終了する予定で、その後家族そろって、ブラジル旅行にいくことになっていたという。

バーバラさんとリオールさん悲しみは想像を絶するとしか言いようがない。

www.timesofisrael.com/idf-reservist-killed-in-suspected-friendly-fire-incident-in-southern-gaza/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。