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ガザ市周辺戦闘継続中:避難民の脱出進まず
イスラエル軍は、8月23日(土)から24日(日)にかけて、ガザ市北部ジャバリアに軍を進ませ、ガザ市に近い、ゼイトゥーンやシャジャイヤへの攻撃を実施。建物や家屋を破壊している。
ガザ市制圧にむけて、周辺のハマスのトンネル含め、この地域のハマス勢力を壊滅するためである。
ガザ地元メディアによると、23日(土)の攻撃で34人が死亡したと主張(戦闘員と民間人の区別不明)。ガザ市の国境なき医師団(は、搬送されてくる患者が急増していると言っている。
イスラエル軍は、これらの攻撃を認め、ガザ市制圧にむけて、その郊外を制圧していると表明した。地上にある建物を破壊することで、避難民が移動することも視野に入れているとも言われている。
ガザ市には、ガザ全体の半分にあたる100万人の避難民がいる。これまでに数千人が南部へ移動したとみられるが、大半は動く気配がみられていない。人々は、もう何度も移動を余儀なくされ、疲れ果てているのである。またガザ市には、ハマスの拠点もあり、移動させないでいるのかもしれない。
COGATは、ハマスがガザ市民を拷問する様子を公開した。
twitter.com/cogatonline/status/1959881470526329040

Times of Israelによると、リスクは回避するとして避難する人もいれば、イスラエルが攻撃してきても逃げないと言っている人もいる。後者のアヤさん(31)は、家族が8人おり、テントを買うお金も移動費用もないので、避難したくてもできないと言っている。
ガザ市への攻撃の備え、イスラエル軍はガザ北部での負傷者増加に備えるよう警告している他、南部の病院でも負傷者を受け入れる準備を開始しているとのこと。
イスラエル兵1人:事故?爆発物で死亡
23日(土)、ガザ南部ハンユニスで、建物を爆破しようとしていた際に、予想外に早く爆発物が爆発し、イスラエル軍小隊長オル・ゲルリッチ中尉(20)が死亡した。事故とみられている。
この日ハンユニスの病院によると、この日、イスラエル軍の攻撃で少なくとも14人が死亡し、その半数以上は子供と女性だったと発表した。
なお、ハンユニスでは、先週、ハマスが駐屯地に突撃してきたが、軍は、これを撃退したところだった。この時イスラエル兵4人が負傷し、うち1人は重傷だった。
