報道にはあまり出ていなかったが、ガザ全域におけるハマスとの戦闘も続いている。
3日、イスラエル軍は、ガザ中央での戦闘で、アジス・サハルが死亡したと発表した。
サハルは、2000年の第二次インティファーダの始まりの時に、拘束したイスラエル兵2人を残虐に殺害し、血まみれになった両手を、パレスチナ人暴徒たちにみせびらかしたことで有名なテロリストである。
また、イスラエル軍とシンベトは、3日、ガザ地区ハマスの首相級高官で、シンワルの最も側近とも目される、ラウヒ・ムシュタハが、3ヶ月前の戦闘で標的とされ、その際に死亡していたと発表した。
ムシュタハは、シンワルと同じ頃、イスラエルに身柄を拘束されていた。そこから共にハマスを武装組織に確立する計画を始めたとみられる。
シンワルと同様、人質となっていたイスラエル軍兵士シャリートさん解放の時に、交換で釈放され、ガザに戻り、ハマスの最重要幹部になっていた。
イスラエルはこれまでに、ムハンマド・デイフ、ラファ・サラメ、イシュマエル・ハニエと数々の最高指導者を殺害。これまでに、ハマス指導部の半数以上が失われたとみられている。
ガザでの死者数は4万人を超えたといわれているが、イスラエルに見方によれば、最低でも1万8000人は、武装組織であり、4万人のうち、市民の犠牲者がどのぐらいなのかは不明である。