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紛争続くガザ国境:ハマス・イスラム聖戦・PFLOが協調を宣言
ガザとの国境では、ここ1週間ほど、パレスチナ人による暴動とイスラエル軍の反撃が続いている。
21日(金)には、ガザから火炎風船(ヘリウム気球と焼夷弾)が多数飛来し、イスラエル南部の平原3ヶ所で、火災が発生した。
これを受けて、イスラエル軍は、ハマスの見張り地点をドローンで反撃した。
これまでの衝突で、パレスチナ人7人が死亡している(6人は自らしかけた爆弾の誤爆による)。
こうした状況を受けて、イスラエルは、9月15日から、ガザとの国境を閉鎖したままとなっている。ガザからイスラエル国内へ働きにきている1万7000人の入国ができなくなっており、ガザ内部の経済への影響が出始めている。
ガザ地区はイスラエルとエジプト双方の国境を閉鎖されてから、もう15年になるので、これまでにも何度か、人間が住める場所ではなくなっているといった記事も出回っている。
先日、ファタハのグループが、(ガザを発端とする)過激派組織が、パレスチナをシリアのようにしたとの非難声明を発していたが、23日(土)、その過激派グループ、ハマス、イスラム聖戦、PFLPの代表が集まり、イスラエルとの戦いをエスカレートさせると共同で声明を出した。
Times of Israelは、その理由として、ガザ地区からは、カタールにさらなる経済支援が届かない状態にあるので、暴動を激化させて、イスラエルからカタールに、おとなしくなるよう支援を送るように、圧力をかけさせることが目的ではないかと分析している。
西岸地区;パレスチナ人2人死亡
なお西岸地区での紛争も、ヨム・キプール直前の24日にもトゥルカレムで、IDFとの衝突が発生し、パレスチナ人2人(22歳、32歳)が死亡した。この時の衝突で、水道管が損傷されたとのこと。パレスチナ人の死者は、これで189人となった。
X.com/Hanzpal2/status/1705784264497766730
ヨルダン川西岸地区との国境は、ヨム・キプールに間は閉鎖されているが、終わった時の状況により、再び開かれる予定である。