ガザ南部ラファで罠爆発:イスラエル兵4人死亡・5人重傷 2024.6.12

IDF
ガザのイスラエル軍 IDF

ガザではいよいよラファへの本格的な戦闘が続いている。10日、ビルに仕掛けられた罠が爆発し、ビルが倒壊。その中にいたイスラエル兵4人が死亡。7人が負傷した。5人は重傷とのこと。

4人は、不審な3階建ての建物を発見し、先に罠を爆破しようとして、爆発物を投げこんだが、大きな爆破にならなかった。このため、先に2人が入ったところで罠が爆発し、建物が崩れて下にいた3人が下敷きとなった。1人は救出されたため、死者は4人ということである。

この建物には、地下トンネルに続く竪穴があり、ハマス拠点の一つであったとみられている。

死亡したのは、タル・プシェビルスキー・ショウロフ少佐(24)、エイタン・カールスブルン二頭軍曹(20)、アルモグ・シャローム軍曹(19)、ヤイル・レビン軍曹(19)これで、ガザ戦闘での戦死者は300人となった。

ラファではこのほかにも激戦になっている。Times of Israelによると、この日1日だけで、ガザ全域35箇所への攻撃が行われていた。ハマス戦闘員も多くが死亡したとみられる。イスラエル軍は、これまでに死亡したハマス戦闘員は1万5000人と発表している。

www.timesofisrael.com/four-troops-killed-in-booby-trapped-building-as-fighting-rages-in-rafah-central-gaza

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。