ガザ地区では、シンワル死亡後もハマス残党との戦闘が続いている。ガザのハマス保健省によると、24日夜からの24時間に72人が死亡したと言っている。
特に北部ジャバリヤでは、避難民が数十万人いる中で、激戦になっており、市民にも死傷者が出ている。
ようやく避難民4万5000人が、ジャバリヤから避難していったとのことだが、まだ一部である。誰が提供したかは不明だが、ガザ市のスタジアムに、テント村が設営されていた。
ジャバリヤには、カマル・アドワン病院がある。ガザの中で、まだ機能している数少ない病院の一つで、200人ほどの重傷の外傷患者であふれていたという。
しかし、この病院に、ハマスが拠点を置いていたことから、イスラエル軍は、数週間前から病院に避難を警告し、25日(金)に、病院への攻撃を開始した。
病院では、攻撃開始の直前にも、病院と国連の救急車で患者23人と、看護者26人が避難したという。しかし、その後、激しい戦闘の後、病院と連絡がとれなくなったとWHOが言っている。
この戦闘の最中、この病院の近くで、戦車が強力な爆弾で爆発し、乗っていた兵士3人が死亡。1人が中等度負傷となった。死亡した3人は以下の通り。
バラク・イスラエル・サガン大尉(22)、イド・ベン・ズヴィ軍曹(21)、ヒレル・オバ
ディア軍曹(22)3人は、戦車隊指揮官養成学校でもある第460機甲師団に属する兵士たちだった。
イスラエル軍は、数週間前から、病院に避難を警告していたのだが、警告すれば、ハマスに罠となる爆弾を仕掛ける時間を与えてしまうということである。
石のひとりごと
まだ可愛さが残る若い兵士たちの笑顔に、涙しかない。。また最近のニュースでは、戦闘が激しくなっており、支援物資も届かず、ガザの環境は前よりかなり悪化しているようである。
いったい誰が悪いかといえば、まったくもって、ハマスである。ハマスのおかげでガザ市民が、悲惨な目にあい、イスラエル人も大事な息子たちを奪われている。やりきれない怒りを感じる。