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イスラエル軍がさらにハマスを撃退中:イスラエル兵2人戦死(地上戦開始から46人)
イスラエル軍は、ガザ市のあらゆる方向から戦闘を継続しており、徐々にハマスを追い詰めて、多数のハマス司令官や戦闘員を殺害(これまでに200人以上)し、ガザでハマスが議会として使っていた拠点はじめ、多くの拠点を制覇している。
しかしまだ終わったわけでなく、戦闘はまだっ続いている。昨日からの戦闘で、ロイ・マロム軍曹(21)と、ラズ・アブラフィア軍曹長(27)が戦死した。
しかし、13日(月)、ガラント国防相は、ハマスがガザ北部での支配力を失っているとの見方を明らかにした。テロリストたちが南部へ逃げており、ガザ市民らがハマス拠点を根こそぎにしているという。ガザからのロケット弾の発射は、散発はしているが、明らかに減少している。
ガザ3病院を拠点にしていたハマスとの戦闘を公開
イスラエル軍のハガリ報道官は、13日、ガザ市内に入り、イスラエル軍が制覇したランティシ病院から発信を行なった。この点からも、ガザ北部はかなり、イスラエル軍が制覇したと推測できる。
1)ランティシ病院周辺:人質が匿われていた形跡も
イスラエル軍は、昨日、子供病院であるランティシ病院に突入。その周辺と地下にあるハマス拠点を公開した。ハガリ報道官は、ランティシ病院から183メートルの地点にあるハマス指導者の家と、その近くにある学校、また病院へと続くトンネルを紹介。
爆発物やライフル47丁、手榴弾、自爆テロ用のベスト、RPG(対戦車砲)など高度な武器とコンピューターや現金、さらには、イスラエルへの侵攻に使ったとみられるバイクなどが多数並べられた部屋を紹介。
続いて、地下にある部屋には国連のマークや、赤ちゃんの哺乳瓶がころがるなど、おそらく人質がいたと思われる形跡がある部屋を紹介している。その部屋には、ハマスがシフトを組んで担当していたことがわかるような張り紙もある。ハマスは、まさにそこからあわてて逃げたようである。
2)アルクッズ病院:病院から戦車砲でハマス21人死亡
アルクッズ病院では、ハマスの一団が、患者や、避難民もいるこの病院からイスラエル軍に戦車砲を撃ち込んできた。この攻撃で、戦車1台が破損。イスラエル軍は反撃し、この戦闘でハマス21人が死亡した。
イスラエル軍によると、この戦闘の中で、市民たちが逃げようとするのが目撃された。すると、別のビルからハマスが出てきて、市民の間から、イスラエル軍に攻撃してきた。またイスラエル軍への攻撃後に、病院に駆け込んだ者もいた。あきらかに病院を盾にしているということである。
IDF says troops killed a terror cell that opened fire at Israeli forces from Al-Quds Hospital in Gaza City.
According to the IDF, the cell had opened fire at troops of the 188th Armored Brigade with light arms and RPGs, while being “embedded within a group of civilians at the… pic.twitter.com/Tq8h9tj64d
— Emanuel (Mannie) Fabian (@manniefabian) November 13, 2023