アメリカ、エジプト、カタールが、首脳レベルでの共同声明として、イスラエルとハマスに強力に、人質解放と停戦に関する交渉を再開するよう求めたが、イスラエルとハマスの戦闘は激化をたどっている。
イスラエルとしては、万が一にもイランやヒズボラとの戦争になる場合、それまでにできるだけハマスの武力をたたいておく必要がある。
イスラエル軍は、ガザ全域で、ハマスの武器庫や武器工場、トンネルを毎日にように摘発、破壊し、敵対してくるハマス戦闘員を殺害し続けている。特に司令官レベルの暗殺も続けている。
南部エジプトとの国境ラファでは、激戦が続き、今日だけで数十人のハマス戦闘員を倒したという。しかし、イスラエル軍にも重傷を含む負傷兵も出ている。
最新の動きとして、イスラエルは、南部カンユニスの住民に避難を指示し、4回目となるハンユニスのハマス一掃作戦に着手している。カンユニスでは、住民たちが、酷暑の中、大荷物や子供をつれて、またもや移動する様子が伝えられている。
これに反発するハマスが、アシュケロン方面にロケット弾を発射した。迎撃ミサイルが対処してイスラエル側に被害は出なかった。