ハマスとイスラエルの停戦は4日目に入っている。ハマスは明日には、次、25日(土)に解放する4人の人質女性の名前を明らかにする予定である。
ガザでは、停戦発効以来、人道支援物資が文字通り毎日なだれ込んでいる。停戦初日の19日(日)には630台、20日(月)には925台、21日(火)も897台がガザ各地へと入っていった。
停戦停戦の42日間、毎日600台が入ることになっている。その半分は特に、最近まで激戦だったガザ北部に運ばれるとのこと。
このため、もはや強奪もなく、市場に食品が溢れ出て、価格が急落している。たとえば、小麦粉1キロは、30シェケル(1350円)だったが、今は5シェケル(225円)。りんご1キロは、50シェケル(2250円)だったが、今は、10シェケル(450円)
ツナ缶は、前は1個30シェケル(1350円)だったが今は、3個が20シェケル(900円)なので、1個は300円である。
エルサレムポストによると、ジャバリヤ出身のマフムード・ザキ・アル・ムーディさんは、Xに、久しぶりに料理したチキンの前で子供とともにガッツポーズしている写真とともに、「長いことこんなチキンを食べたことがなかった。
あなたも来て一緒に楽しんでください」とアップしていた。その笑顔になんとも、心動かされる思いがした。
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石のひとりごと
ガザでは、ハマスを筆頭に、イスラエルをさんざん憎んでいるが、流通するお金は、ユダヤ教のメノラーがあしらわれた硬貨や、イスラエルの偉人が印刷されているシェケル札である。ガザの人々はシェケルで生きているのである。
これが占領であり、屈辱感につながっているのかもしれないが、現実を見て、逆に開き直って、喧嘩せず、その中で着実に生きいくことはやはり難しいのだろうか。。と問題の難しさも感じるところである。
余談になるが、円安が進み、今は、1シェケル45円になっていた。かつては20円そこそこだったのだが。。