イスラエル軍は、24日(木)、昨年の10月7日、シムハット・トーラーの日に、イスラエル南部のキブツ・レイムに侵攻した、ハマスのヌクバ部隊司令官ムハンマド・アブ・アタウィを殺害したと発表した。
アタウィは、特に、ノバ音楽フェスに参加していて、ハマス襲撃に会い、キブツ・レイムの道路脇のシェルターに隠れていたイスラエル人たちを虐殺し、数人を拉致した人物であると名前が上がっていた人物である。
New footage from October 7 shows how Hamas terrorists attacked a packed public bomb shelter near the Nova festival near Re'im, hurling grenades at the partygoers who were sheltering from the rocket attacks. Inside, off duty soldier Staff Sgt. Aner Elyakim Shapiro managed to toss… pic.twitter.com/pmlcVQnvg8
— Emanuel (Mannie) Fabian (@manniefabian) November 14, 2023
このように、アタウィは、明らかにハマスのテロリストだが、2022年7月からは、正式にUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の職員として登録されていた。
イスラエルは、UNRWAに対し、その職員でありながら、ハマス関係者である者たち100人のリストを提出し、対処を求めていた。モハンマド・アブ・アタウィの名前もその中にあったが、UNRWAは何も対処していなかった。UNRWAはこれを認めている。
www.timesofisrael.com/idf-says-it-killed-hamas-man-who-led-massacre-at-reim-shelter-an-unrwa-worker/
このことに特化して、ハガリ報道官が発表したことから、イスラエルにとっては大きな一方になったとみられる。
*UNRWAとテロ組織の関係
UNRWAは、ガザだけでなく、西岸地区、ヨルダン、レバノン、シリアで数百万人のパレスチナ難民の社会的支援を、1949年に設立されてから、最初の難民から、その孫ひ孫も難民として、今も延々と支援を継続している。
職員もパレスチナ人で占められるようになっていた。イスラエルは、10月7日のハマス襲撃で1200人を虐殺され、251人を拉致されたあと、UNRWAが、ハマスの一員としてこの事件に深く関わっていると指摘した。
これを受けてUNRWAは、これまでに職員9人がその犯罪に関わっていたとして、解雇している。
またこれを受けて、日本など支援国がいったん、UNRWAへの支援を中止したが、その後、パレスチナ人たちの悲惨な様子を見て、支援を再開している。