イスラエル軍は、ハマスが流すビデオや、残像物や情報収集より、人質になっていた7人が、ガザで殺されていたことがわかったと発表した。
キブツ・ニール・オズからの4人、キブツ・べエリから1人、レイミでの音楽フェスで拉致された、テルアビブ出身の1人である。
これに先立ち、音楽フェスで拉致されたとみられていた1人も、ガザで死亡していたことが判明したと発表されていた。
6人は、ロネン・エンゲルさん(55)
ロネンさんの家はハマスによって破壊された。パートナーのカリナさんとその娘ミカさん、ユバルさんも拉致されたが、3人は人質交換でイスラエルに戻っている。
マヤ・ゴレンさん(56)
キブツの幼稚園の先生だった。夫は愛犬とともに10月7日に殺害されていた。遺族は子供4人。
ガイ・イルズさん(26)
音楽フェスで被災。ハマスが来て車で逃げようとして撃たれた。しばらく隠れていた間に両親に電話し、撃たれたこと、2人を愛してると言ったのが最後だった。ガイさんの父親は、テルアビブでフムス店を経営しており、アラブ人の友人がいた。アラブのニュースで息子の情報がないか探してほしいと頼んでいた。IDFは、ガイさんが、人質になったといっていたが、ハマスのビデオは、ガイさんが、IDFの攻撃で死亡したと報告していた。
アリエ・ザルマノヴィッツさん(86)
最高齢の人質。キブツ・ニール・オズの創設者の一人だった。ハマスがアリエさんは死亡したとのビデオを流していた。
オフラ・ケイダルさん(70)
オフラさんは、朝の散歩中に殺された。夫のサミさんはパーキンソン病で、家の今で殺された。軽い知的障害を抱えていた娘のヤエルさんは、シェルターにこもっていて助かった。
エリヤフ・マルガリットさん(75)
一生をキブツの牧場で過ごした。娘のニリさんは、人質交換で帰還している。
オフィル・ツァルファティさん(27)
オフィルさんは、音楽フェスで、27歳の誕生日をガールフレンドや友達たちと祝っているところで、拉致されたとみられていた。イスラエル軍は、休戦が決裂した後、ガザで遺体の一部を発見。オフィルさんであることがわかり、イスラエルへ移送した。
イスラエルがまた攻撃再開として、国際社会から非難されるかもしれないのだが、10月7日に起こったことの真の恐怖は、外には出せないほどに残虐だった。
ZAKAというテロ犠牲者の遺体をとりあつかうボランティア団体があるが、その人々は、遺体の一部や血痕など、埋葬するべきあらゆるものを収集しているが、今回の残虐な現場で働いた後はシャワーをしても死のに匂いがとれなかったと言っている。
ガザに残されている人質の中には女性が少なくとも18人
こうした中で、戦争が再開された。まだガザに残されている人質の家族たちの心の傷の大きさ深さ、心理的な苦しみの大きさは想像を絶する。戻ってきた人質がいるだけに、その痛みや怒りは倍増ではないかと思う。
特に、ガザの人質の中には、まだ少なくとも18人の女性が残されている。家族は、姉や妹がどうなっているのかわからない。レイプされているかもしれない。政府には見捨てられたのかと厳しい現状を訴えている。
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*女性への性被害:国連女性問題担当部署がようやくハマスを非難
ハマスは10月7日、複数の女性に対し、恐ろしい性的残虐行為を行っていた。これについては、どういうわけか、国連の女性問題を取り扱うグループが何も指摘しないことが問題とされていたが、8週間たってようやくハマスを非難する声明を出したところである。
人質は、分散されているだけでなく、ハマス意外の組織に囚われている人もいる。イスラエル軍の攻撃からも守られ、1日でも早く、イスラエル軍によって、人質たちを発見、取り戻す日が来るようにとりなしを!