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休戦で北部へ帰ろうとするガザ市民
ガザでは、昨日朝7時から、イスラエルの攻撃が停止している。以下は国境から移動するイスラエル戦車隊。
こうした中、北部から南部へ避難していたガザの人々が、一斉に家財道具をもって、北部へ戻ろうとした。
イスラエルは、休戦期間が終われば、直ちにハマス滅亡への戦闘を再開させると言っている。北部にまたガザの民間人がもどれば、また犠牲者が増えてしまう。
イスラエル軍は、北部へはもどらないように伝えるビラをまいたが、ガザの人々を止められなかった。どうしても人々の北部への移動を止めるため、イスラエル軍が武力を使い、2人が死亡。11人が負傷したという報告もある。(イスラエル軍はノーコメント)
しかし、結局、少なくとも数千人が北部へ戻ったとみられてる。
これについて、ハマスが、南部へ避難していた数十万人に対し、今北部へもどるように奨励していたという情報もある。
ハマスは、市民たちが、北部から南部へ避難しようとしていた時に、それを妨害しただけでなく、殺害したケースもあった。人々を盾にすることに問題を感じていない。
しかし、上記のような発言をみると、ガザの人々がただもう疲れて、家に帰りたいと思っているというのも理解に難くない。。
ガザへガソリン車4台と人道支援物資搬入
戦闘が停止して静けさが戻っているガザだが、その分、破壊の膨大さや、ホームレスになっている人々の悲惨さが、より悲惨にみえるようでもある。
昨日、捕虜の交換がはじまった午後4時から、ガソリンのタンカー4台が、昨日中にガザへ入ったとのこと。人道支援物資の大量の搬入も始まっていくと思われる。
تغطية صحفية: شاحنات مساعدات تدخل إلى قطاع غزة بعد اتفاق الهدنة المؤقتة مع المــقاومة الفلسطينية بعد أسابيع من الحصار الذي طال جميع مناحي الحياة. pic.twitter.com/zdtl3eLh7v
— شبكة قدس الإخبارية (@qudsn) November 24, 2023
エジプトからガザへ戻るパレスチナ人たち
エジプトとのラファ検問所が開いたことを受けて、ガザの外へ出稼ぎに行っていて家にもどれなかった、パレスチナ人たちが、ガザへ戻る様子も伝えられている。
ガザでまた戦争になることはわかっているが、とにかく家族に会いたい、自宅がどうなっているのか見たいと言っている。
石のひとりごと
南部へ避難していたガザの市民たちが、とにかく自宅に戻りたいと言っている素朴な様子。理解できる。たぶん、自分でもそう思うかもしれない。危険などどうでもいいから、とにかく疲れた、家に帰りたいと言っているのである。
なんとも心苦しい思いだ。彼らはハマスではない。普通に生活できればそれでよい、わたしたちと同じ、ただ普通の市民なのだ。
ここからどう動いていくのだろうか。先が見えない中、ただ主が全ての人をあわれんで、最善の決着をと思う。ただ祈るのみである。