2日夕刻から、ガザからイスラエル南部にロケット弾が連発して飛来している。3日夜だけで11発。一発はスデロットのアパートを直撃し、損害を与えたが、人的被害はなし。また道路にも着弾し、車両に損害を与えたが、負傷者はなかった。
今回、ロケット弾が直撃した建物は、子供たちの夏のデイ・キャンプに使われているもので、ロケット弾の着弾がもう数分遅ければ、子供たちが到着していたところだった。
さらに、着弾したロケット弾は、部屋の中に飛び込んだだけで爆発しなかったため、壁に穴をあけたものの、甚大な被害にはならなかった。奇跡だったとイスラエルのニュースは伝えている。
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昨夜、イスラエル空軍はガザ地区15カ所へ、報復の空爆を行った。これによりパレスチナ人10人が負傷したと伝えられている。
イスラエル南部への攻撃は、昨日パレスチナ人少年の遺体が見つかったことと、関連しているとみられる。パレスチナ人は,少年を殺害したのはイスラエル人だと主張しており、イスラエルへの憎しみが高まっている。
事件の真相はまだ調査中だが、仮にこの少年が、アラブ人どうしの抗争で殺害されていたとしても、すでに、イスラエルへの憎しみに火がついてしまったことには変わりはない。
今、懸念されることは、イスラエルが、ガザのハマスとの全面戦争にひきこまれることである。